音楽配信サービスを展開するLINE MUSIC(東京都新宿区)は8月25日、運営する音楽配信アプリを大幅に刷新した。利用者の視聴傾向から好みの楽曲を提案する機能やカラオケ機能を追加した。また、「今流れている曲を知りたい」と思った際に、AI(人工知能)を使って楽曲を検索する機能などを搭載した。複数の機能を追加することで、利用者の増加を狙う。
出所:リリース
今回の刷新で、楽曲のボーカルをオフにしてカラオケのような体験が楽しめる機能を搭載した。ソニーが開発した、AIによって音楽からボーカルや楽器の音を取り出す「音源分離技術」を採用。外出自粛が続いていた4月ごろから、カラオケでよく歌われる楽曲を集めたプレイリストの再生率が増えたことを受け開発を進めたという。今後は利用者が歌った楽曲をSNSで共有できる機能や、友人と一緒に歌える機能の追加を検討しているという。
アップデート内容(出所:リリース)
さらに、他の音楽配信サービスで作成したプレイリストをLINE MUSICに移す機能も搭載した。プレイリストの画面をAIで読み取る仕組みだという。
LINE MUSICは6600万曲以上の楽曲を配信しており、月額980円で全楽曲を無制限で楽しめる。また、無料会員でも全ての曲を月に1回、フルで聴くことができる。広報担当者によると、全ユーザーの約7割が10〜20代だという。複数の機能を追加することでさらに若年層を取り込み、シェア拡大を狙いたい考えだ。
契約書を全面電子化へ LINEの挑戦
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、在宅勤務を推奨してきたLINE。しかし押印担当者は毎日出社を余儀なくされていたという。そこで契約書の電子化を進めたが、大きな課題も見えてきた。
幸楽苑が自動配膳ロボの試験導入を決定 感染症対策・人手不足解消を目指す
幸楽苑ホールディングスは8月20日、感染症予防や人手不足解消に向け、AI(人工知能)を搭載した非接触型の自動配膳ロボを試験導入すると発表。客がテーブルのタブレットで注文した料理を自動で席まで運ぶという。音声案内も可能。幸楽苑では今後も店舗の省人化・デジタル化を目指すという。
ヤフーとヤマト運輸、「ネコポス」の送料を値下げ 非対面の配送を推進
ヤフーとヤマト運輸は、「ヤフオク!」「PayPayフリマ」の中で提供している、配送サービス「ネコポス」の送料を9月1日から税込170円に改定する。ポスト投函型の「ネコポス」は、購入者と配達員の接触が避けられることから、4月から7月までの取り扱い量が、前年比で47.9%増加。秋には、置き配や対面受け取りなど、購入者の希望で受け取り方を選択できるサービスを「ヤフオク!」「PayPayフリマ」に導入予定。両社では今後も非対面型の配送推進を進めたい考え。
モスバーガー、初のテークアウト専門店を新宿にオープン
モスフードサービスは初のテークアウト専門店を8月27日にオープンすると発表。オペレーションの簡略化を目指しメニューも全商品から人気の6割に絞り、将来的には限定セットなどの販売も目指す。都心の狭小立地での需要性を探るため、メニュー構成や店舗機器の効果などを検証したいとしている。
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