ファミマが「ポケチキ」をリニューアル 女性客獲得のための戦略商品2019年5月に発売

» 2020年09月02日 10時50分 公開
[ITmedia]

 ファミリーマートは9月1日、ホットスナックの「ポケチキ(プレーン・ホット・チーズ)」(税込200円)をリニューアルすると発表した。9月8日に全国のファミリーマート店舗で発売する(沖縄県を除く)。

2019年5月に登場してから累計3.5億粒売れたという(出所:リリース)

 ファミマが初代ポケチキを発売したのは2019年5月。紙のパックに揚げた鶏肉が5粒入っており、気軽につまんで食べられるのが特徴だ。累計で3.5億粒を販売しているという。

 この商品を開発した狙いについて、ファミマは「女性客を獲得するため」としていた。コンビニでフライヤー商品を買う女性客は、「小腹を満たしたい」「あと1品何か食べたい」と考えている。発売当時、レジ横のコーナーでは一口サイズのナゲットを取り扱っていなかったため、ラインアップを強化するのが目的だった。

 リニューアルのポイントは次の通り。まず、ジューシー感や食感を向上させるため、これまでは鶏むね肉100%だったところに鶏もも肉を新たに配合した。また、衣の原材料を見直すことで、よりサクっとした衣になるようにした。さらに、原材料の配合や調味料を一から見直すことで、リピートしたくなる味を目指した。

 リニューアルしたポケチキは、ライバルのローソンが販売している「からあげクン」との差別化に成功できるだろうか。

発売当初のポケチキとからあげクン
発売当初のポケチキ(左)とからあげクン(右)

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