外食大手のコロワイドは9月8日、大戸屋ホールディングス(HD)へのTOB(株式公開買い付け)が成立する見通しになったと発表した。すでに保有している大戸屋HDの株式19%超と、TOBへの応募数を合わせると、47%程度になる見込みという。
業績不振が続く大戸屋HDに対し、筆頭株主のコロワイドはこれまで友好的M&Aの打診、経営体制の刷新などを求めてきたが、受け入れられず、敵対的TOBへと発展。当初は8月下旬に買い付けを終える予定だったが、応募数が目標に達しなかったため、9月8日まで延長していた。
見通しが甘かった大戸屋、買収どころではないコロワイド 「大戸屋紛争2.0」を読み解く
コロワイド、大戸屋へのTOB期間を延長 買い付け予定数の下限も引き下げ
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伸び悩むコロワイド、大戸屋HD株式の買い付けは「青田買い」?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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