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» 2019年10月03日 10時50分 公開

10月1日に株式買い付け:伸び悩むコロワイド、大戸屋HD株式の買い付けは「青田買い」?

飲食店経営を手掛けるコロワイドが、大戸屋HDの株式を買い付けを行ったと発表した。大戸屋HDの発行済み株式のうち18.67%を取得し、筆頭株主になる。ともに業績が伸び悩む中、どういった狙いがあるのか。

[鬼頭勇大,ITmedia]

 飲食店経営のコロワイド(横浜市)は10月1日、定食チェーン「大戸屋」を手掛ける大戸屋ホールディングス(東京都武蔵野市)の株式を、大戸屋HDの創業家から取得すると発表した。大戸屋HDの発行済み株式のうち18.67%を買い付けた。これによりコロワイドが大戸屋HDの筆頭株主となる。

 今回の買い付けに関してコロワイドの担当者は「大戸屋の定食チェーンとしてのブランドを非常に高く評価している」とコメント。大戸屋側へは8月ごろに通知していたという。今後の取り組みについて、具体的なことは明かさなかったが、仕入れや物件開発などの点で協業することを想定しているという。

 コロワイドは、傘下のグループなどで居酒屋チェーンの甘太郎や北海道、かっぱ寿司や牛角など多角的な外食チェーンの経営を行っている。一方で、直近の2019年3月期決算では営業利益が前期比96.2%と伸び悩んでいる。

コロワイドがグループで経営する外食ブランド(出典:コロワイド公式Webサイト)

 大戸屋HDも19年3月期は減収減益。営業利益は前期比34.7%のマイナス成長となっている。理由には既存店の不振や災害の影響などを挙げている。その一方で、テークアウト事業が好調だ。大戸屋の担当者によると、前年比で107%ほど成長しているという。10月のメニュー改定ではテークアウトメニューを26種類から33種類へ拡充。人気だった「大戸屋ランチ」を復活させるなど、業績回復の余地はありそうだ。コロワイドの「青田買い」は吉と出るか凶と出るか。

テークアウト事業が好調の大戸屋(出典:大戸屋公式Webサイト)

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