NTTコミュニケーションズは9月9日、社員証をスマートフォンアプリとしてデジタル化し、手をかざすだけで入退室できる「Smart Me」の提供を始めた。オフィス内での新型コロナウイルスの感染拡大防止が求められる中、ICカードリーダーに触れることへの衛生面の不安を払拭(ふっしょく)し、物理的な社員証の発行・管理・廃止にかかるコストも削減できるとしている。
従業員は、あらかじめスマホに専用アプリをインストールしておく。スマホをポケットやかばんに入れたまま、オフィス入り口などに設置した専用リーダーに手をかざすと、リーダーが従業員のスマホと通信して認証。タッチレスで扉やゲートを開けられる。
社員証をアプリで代替することで、物理的なICカードの運用にかかるコストを削減でき、紛失時にはリモート管理で迅速な対応もとれる。従業員だけでなく来訪者も、事前にアプリをダウンロードすれば来館証として使える。
NTT Comは今後、Smart Meの機能を拡張。オフィス内で社員の居場所が分かる機能や、オンライン名刺交換機能も追加していく。
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