セクハラが原因で転職した人は、どのくらいいるのだろうか。20歳以上の男女に聞いたところ、「セクハラによる転職経験がある」と答えたのは15.6%であることが、東晶貿易(東京都港区)の調査で分かった。男女別でみると、男性46%、女性54%という結果に。
具体的に、どのようなセクハラがあったのか。記述式で自由に回答してもらったところ、「言葉によるハラスメント」「体に触れる」「性差別に関する言動」「プライバシーに関わる内容を執拗(しつよう)に聞く」「親密な関係を迫る」など、5つのタイプに分けられることが明らかに。
回答者からは「30超えた女は価値がないと言われた」(女性、40歳〜49歳)、「男性看護師だからという理由で処置を拒否される」(男性、40歳〜49歳)、「ハンカチを持っていただけで『妊娠してるの?』と男性上司から言われた」(女性、40歳〜49歳)といった声があった。
セクハラが原因で転職した人(748人)に、転職に至るまでにどのような対処を行ったのかを聞いたところ「対処しなかった」(54.7%)と答えた人が半数を超えた。「上司・同僚に相談した」は27.4%、「本人へセクハラをやめてほしいと伝えた」は13.2%、「社内の相談窓口に相談した」は8.6%。
結果的に転職をしてよかった思いますかという質問に対し、「よかった」と答えたのは76%に対し、「よくなかった」は24%だった。
インターネットを使った調査で、全国の20歳以上の男女4800人が回答した。調査期間は9月27日から30日まで。
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