ワタミ、120店を「焼肉の和民」に転換 料理配膳ロボット、特急レーンを使用した“非接触型”店舗に居酒屋業態での限界(1/2 ページ)

» 2020年10月05日 18時05分 公開
[ITmedia]

 外食チェーン大手のワタミは10月5日、主幹事業を居酒屋業態から焼肉業態「焼肉の和民」へ転換すると発表した。同社のメインブランドである「和民」全店をはじめ、「ミライザカ」や「三代目 鳥メロ」などを含む居酒屋業態の店舗を順次「焼肉の和民」に転換していく。

phot ワタミは主幹事業を居酒屋業態から焼肉業態「焼肉の和民」へ転換する(以下、画像はワタミ提供)

 2022年3月期末までに120店舗の出店を計画しており、2020年度に60店舗、21年度に60店舗を出店する予定だ。駅前立地という強みを生かして「焼肉の和民」を中心とした焼肉事業を主幹事業にしていく。

phot 写真は和牛上カルビ(980円、以下税別)

 新型コロナウイルスの影響により、外食産業は売り上げが低迷。宴会や大人数で食事をする機会が減った今、ファミリーや女性をターゲットにした焼肉業態へかじを切った形となる。10月5日に1号店となる「焼肉の和民」大鳥居駅前店(東京・大田)をオープンした。

phot 和牛バラカルビ(590円)

 同店舗では、独自に開発した低脂肪・低カロリーのブランド和牛「和民和牛」を提供するほか、サラダや全80種類のドリンクメニューなどのサイドメニューを用意。食べ放題のコースは、2880円、3480円、4380円(全て税別)の3つを提供。単品の「ワタミカルビ」は390円(税別)という低価格を実現した。

phot 野菜も食べよう!和民サラダ 特製人参ドレッシング(590円)
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