惜しまれながら出荷終了「nasne」が復活 バッファローが21年春発売、ソニーから引き継ぐファンが多い

» 2020年10月07日 11時10分 公開
[ITmedia]

 パソコン周辺機器メーカーのバッファローは10月6日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が2019年に出荷を終了した、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」(ナスネ)を21年春に発売すると発表した。多くの販売継続を求める声を受けて、ネットワーク製品の開発ノウハウを生かし、nasneの販売を引き継ぐという。価格は発表していない。

photo バッファローのプレスリリースより

 nasneは、12年に初代モデルが登場。ハードディスクと地上/BS/110度CSデジタルチューナーを内蔵し、テレビ番組のレコーダーやメディアストレージとして使える機器だ。テレビがなくても、プレイステーション3/4やスマートフォンなどで録画した番組、保存した画像・音楽などを視聴できる。

 SIEが19年、出荷終了を発表。nasneとプレイステーションやスマホを連携させるアプリ「torne」(トルネ)などのサービスは「しばらく提供を続ける」(当時)としていたが、ユーザーからは「残念」「困る」などの声が上がり、通販サイトでは“駆け込み需要”も起きていた。

photo バッファローの公式サイトより

 今回発売するnasneは「ソニーが培った知見を生かしてバッファローが商品化するもので、ユーザーの買い増し、買い替えニーズに応える」(ソニー)という。torneなどのサービスは、これまで同様、ソニーが提供・運営するとしている。

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