東京商工リサーチは12月3日、「全国社長の出身大学」調査の結果を発表した。同調査は企業データベース約390万社の代表者データから出身大学を集計したもの。
2020年、全国社長の出身大学で最も多かったのは日本大学で、社長数は2万1253人。10年の調査開始から10年連続でトップを守った。
2位は慶應義塾大学の1万656人、3位は早稲田大学の1万382人と続き、日本大学が唯一の2万人超えとなった。関東以外では7位に近畿大学、9位に同志社大学と関西勢がランクインした。
トップ20のうち、国公立大学は10位に東京大学、20位に京都大学が入ったのみで、社長数では卒業生の多い私学が優位となった。
都道府県別に見ても、20都県で日本大学が首位を獲得。卒業生が約120万人と多いほか、「全国の付属・系列校から地方の企業経営者の子息、子女が大学へ進学し、卒業後に事業を継承することも多い」(東京商工リサーチ)ことが要因とみられる。
その一方、東日本のうち北海道(北海道大学)、宮城県(東北学院大学)、愛知県(愛知学院大学)、三重県(三重大学)は地元大学がトップを堅守。西日本でも地元大学が健闘していて、日本大学の首位は香川県、高知県、宮崎県の3県にとどまった。
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