クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

三菱自、新型「エクリプスクロス」発売 PHEV投入、国内販売巻き返し図る初のフルモデルチェンジ(2/2 ページ)

» 2020年12月04日 16時48分 公開
[ITmedia]
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環境に応じて選べるドライブモード

 新型モデルはデザインも刷新。全長を延長し、フロントとリアのデザインを一新した。フロントデザインは、各種ランプのレイアウトを変更。シャープなイメージを強調し、フロントの重心を上げた。また、バンパー下部にスキッドプレートを採用し、SUVらしい力強さを表現している。

新型「エクリプスクロス」。デザインを一新した

 リアデザインは、従来のダブルガラスから、流れるようなシルエットとなるシングルガラスに変更。また、3方向にのびる立体的なリヤランプを高い位置に配置することで、高い被視認性と独自性を両立させた。「外へ押し出すような、アイコニックなデザイン」(担当者)となっている。

リアデザインも大幅に変更(出典:三菱自動車「エクリプスクロス」)

 走行性能に関しては、PHEVモデル、ガソリンエンジンモデルともにボディー剛性を高めてサスペンションを最適化。操縦性や静粛性を向上させている。路面状況やドライバーの好みに合わせて選べるドライブモードも設定。「NORMAL(ノーマル)モード」のほか、雪道などの滑りやすい路面で車両挙動を安定させる「SNOW(スノー)モード」、悪路で優れた走破性と安定性を発揮する「GRAVEL(グラベル)モード」がある。PHEVモデルでは、主に乾燥舗装路での旋回性と安定性を両立させた「TARMAC(ターマック)モード」も選べる。

 販売目標は月1000台。メーカー希望小売価格(税込)は、PHEVモデルで384万8900円〜447万7000円、ガソリンモデルで253万1100円〜334万6200円。

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