半数が「仕事部屋が欲しい」 コロナ禍で変わる住宅ニーズ

» 2020年12月17日 12時25分 公開
[ITmedia]

 コロナ禍を受けて、ビジネスパーソンの家選びにも変化が訪れている。auじぶん銀行が行った住宅事情に関するアンケート調査では、住宅ニーズの変化がさまざまなところに現れていた。

 コロナ禍以前は、住宅選びの決め手になったのは「駅からの距離や近さ」(62.2%)がトップだったが、これから家選びをするとしたら何を意識するか聞いたところ、「広さ・間取り」が52%とトップに。1位と2位が入れ替わった。

家を決めるポイント(auじぶん銀行調べ)

 また多くのビジネスパーソンがリモートワークを経験しており、「部屋数を増やすとしたらどんな用途の部屋が欲しいか」という質問では、48.6%が「仕事部屋」と回答した。「仕事とプライベートのスイッチができるようにしたい」(大阪府・40歳女性)や、「主人も在宅ワークだったためお互い音や声を気にして仕事がやりにくかった」(広島県・29歳女性)、「子供に邪魔をされないため」(千葉県・35歳男性)といったコメントがあった。

リモートワークを経てどんな用途の部屋が欲しいか(auじぶん銀行調べ)

 変化したのは場所や間取りだけではない。設備面では、「Wi-Fi環境を充実させたい」(宮城県・43歳男性)や、「防音性の整ったところに住みたい」(埼玉県・46歳女性)、「掃除をする機会が増え、衛生環境は特に気をつけようと思った」(埼玉県・36歳男性)などの声があった。

 また「都会に住む必要性を感じなくなった」(東京都・44歳男性)や、「郊外や自然豊かな場所に住みたくなった」(神奈川県・37歳女性)など、場所に関しても嗜好の変化が見られた。

 この調査は10月30日から11月4日にかけて、20代から40代のビジネスパーソン男女500人に対して、インターネット上で行われた。

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