JR東日本は3月5日、新幹線と特急列車で実施している、車内テロップによる文字ニュース提供を終了すると発表した。終了時期は3月13日以降。利用客がスマートフォンなどを使って自分でニュースを調べられるようになったためだという。
同社では、2002年から新幹線と特急の車内で文字ニュースを提供してきた。現在、東北、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線と、特急ひたち、ときわ、成田エクスプレスで文字ニュースを提供しているが、全列車で終了となる。
スマートフォンやタブレット端末などが普及し、手軽に情報を取得できる環境が整ったことを踏まえてサービス終了を決めた。また、20年12月15日には、管内全ての新幹線路線において、携帯電話不通区間が解消されている。
新幹線車内のニュース提供については、20年3月、東海道新幹線でも車内テロップによるニュース提供を終了している。JR東海は、車内のWi-Fi環境の整備に伴い、利用客がスマートフォンなどで情報を取得できる環境が整ったことを終了の理由としていた。
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水没した北陸新幹線 「代替不可」の理由と「車両共通化」の真実Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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