ゲームの開発・運営事業を展開するCygamesは、ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」をPCでプレイできるDMM GAMES版を、3月10日にリリースする。すでにスマートフォンではApp StoreとGoogle Playで配信し、サービス開始5日で100万ダウンロードを突破した。スマホにダウンロードしたアカウントは、DMM GAMES版とのデータ連携をできるようにしてある。
同ゲームはプレイヤーがウマの耳と尻尾を持つ「ウマ娘」と呼ばれる少女の新人トレーナーとなり、担当するウマ娘とトレーニングや対話を通じてレースの勝利を目指す育成シミュレーションゲームだ。ゲームだけでなく音楽やコミカライズ、テレビアニメなど、さまざまなジャンルで作品を展開している。
同社の広報担当者に今回のリリースについてビジネス的な狙いを聞いた。
「これまでアニメやコミカライズ、音楽活動などを通じてさまざまなウマ娘の姿をお届けしてきました。今回リリースしたゲームは、ウマ娘一人ひとりにフォーカスして育成していく内容になっています。ゲームを通して彼女たちの魅力を知り、さらに深く広く作品を知っていただく機会が増えると考えております」
アニメ・ゲーム事情に詳しいジャーナリストの河嶌太郎さんは今後の展望を解説する。
「既に各アプリストアの売り上げランキングでは1位を記録しています。2年の延期をへたリリースで話題性の高さがうかがえます。ゲームの主軸はコナミの野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』シリーズで選手を育成する『サクセスモード』と非常に近いものです。ですが育成だけでなく、育成したウマ娘をステージに立たせてライブする『ライブシアターモード』があるのも特徴です。これは最大18人のウマ娘が同時に3DCGによって踊るもので、Cygamesがこれまで培った3DCGの技術力を注ぎ込んでいるものです。
育成モードだけでもゲームは完成されているのですが、さらにライブステージ要素を入れた要因は『ウマ娘』が積極的にライブイベントなどの展開をこれまで実施してきたからです。ゲームのリリース前に既にウマ娘を演じる声優によるライブ展開を楽しんできたファン層も少なからずおり、今後はゲームをきっかけにウマ娘のライブの魅力を知った層に対してのクロスメディア展開の一端としても、意欲的なライブイベントがなされるように思います」
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