沖縄の学生に人気の就職志望先ランキング 1位は？：安定性と活気

[沖縄タイムス＋プラス]

　求人誌「ルーキー」を発行するラジカル沖縄は15日までに、2022年新規学卒者就職志望ランキングを公表した。1位は沖縄銀行で、2位は琉球銀行、3位は県内流通最大手のサンエーと続いた。沖銀と琉銀は、男女別に見ても1位、2位と高い支持を集めた。志望の上位理由としては「職場に活気があり、雰囲気が良い」「安定性・将来性がある」が多く挙がった。

2022年新規学卒者就職希望ランキング

　同社は上位10社への希望理由から「説明会で人事担当者や若手社員と会話することで職場の雰囲気や活気を感じ取り、働きやすさやスキルアップできる環境を重視する傾向」と分析する。

　3月5日に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた「ルーキーナビ2022」合同企業説明会でアンケートを配布し調査した。有効回答人数は214人。

　新型コロナウイルスの影響で、3月の就職活動解禁前から企業インターンや業界イベントのオンライン化が進んでいる。合同説明会の会場では、すでに希望職種が固まって企業ブースへ訪問する学生がいる一方で、企業研究がしっかりできていない学生もいて、差が見られたという。

　同社は「コロナで採用人数を減らしている企業もある。第2の就職氷河期が来る可能性もある」とし、楽観視せず早めの準備を呼び掛けた。