アパレル大手のワールド(神戸市)は4月2日、グループ2社を対象に募集していた希望退職で、約100人の募集に対し、125人の応募があったことを明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、売り上げが落ち込んでおり、追加リストラの一環として実施した。
対象会社は、フィールズインターナショナル(神戸市)とワールドストアパートナーズ(東京都港区)。対象者は、2021年4月20日現在、40歳以上の社員(定年再雇用者を含む、店舗従事者は含まない )。退職予定日は4月20日。
退職希望者には退職金に加え、特別加算金を支給する。また、再就職の支援を行うという。今後の見通しとして、ワールドは「特別加算金などの費用として、約5億円を2021年3月期の第4四半期に計上する」としている。
ワールドは20年8月に、不採算ブランドの整理や低収益店舗の撤退、人員合理化といった構造改革を実施。翌9月には希望退職者を募集しており、当初の想定を上回る294人が応募している。
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