ITエンジニアが一番得意だと思う開発言語はJava 開発言語別の平均年収は?(1/2 ページ)

» 2021年04月27日 15時46分 公開
[ITmedia]

 ITエンジニアが一番得意だと思う開発言語はJava――。そんな調査結果が、ITエンジニア向けプラットフォームを運営するpaiza(東京都港区)が実施した開発言語に関する調査で判明した。

 ITエンジニアが一番得意だと思う開発言語は?(写真提供:ゲッティイメージズ)

 Javaは、さまざまなシステムに幅広く使用されていることもあり、業務経験を持つ人が多いことが1位の理由だと推測される。2位以下はPython、C言語、C#と続いた。いずれも広く開発で使われている言語で、近年はPythonの人気や需要が高まっている。

ITエンジニアが一番得意だと思う開発言語ランキング(以下リリースより)

 今一番学びたい言語に関する質問では、Pythonが1位となった。AI(人工知能)や機械学習でよく使われ、文法が分かりやすくプログラミング初心者でも学びやすいことが理由だとしている。Pythonはpaizaが20年2月に実施した「好きなプログラミング言語」調査でも1位になっていて、今後も高い人気が続くと推測される。また、2位となったのはRustだった。Rustは10年に登場し、安全性、速度、並行処理に優れていて、近年急速に人気を伸ばしている。

 一方、paizaに掲載されている企業が求める開発言語の経験について、求人数はJavaScriptが1位、PHPが3位で、ITエンジニアが得意な言語、学びたい言語とギャップが見られた。JavaScriptは企業側ニーズが高い言語で、フロントエンド開発で広く採用され、一部サーバサイドでも利用されている。一方、ITエンジニアから人気の高いPythonは求人数では5位にとどまった。

ITエンジニアが一番学びたい開発言語ランキング
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.