ITエンジニアが一番得意だと思う開発言語はJava 開発言語別の平均年収は?(2/2 ページ)

» 2021年04月27日 15時46分 公開
[ITmedia]
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開発言語別の平均年収は?

 開発言語別に求人に記載されている提示年収の平均も算出した。 平均年収1位となったのはScala(632万円)で、以下TypeScript(616万円)、Go言語(612万円)、Kotlin(600万円)と、比較的新しい言語が上位を占めた。新しい開発言語は業務経験のあるエンジニアが少ないため希少価値が高く、提示年収も高くなった。これも、エンジニアの希望とはやや乖離(かいり)する結果となっている。

求人の言語別割合
言語別の平均提示年収トップ10

 アンケートでは、「今後新しいサービスを作る際に使いたい開発言語・フレームワークとその理由」も質問した。汎用性が高く実現できるものの幅が広いからPythonでDjangoを、対応しているレンタルサーバが多いからPHPでLaravelを選ぶという回答があった。また、市場に人材が豊富で人を増やすのが容易なRubyでRuby on Railsを、情報が多く性能が良いからJavaでSpringBootを選ぶという声もあった。

 プログラミング言語の需要は日々変容し、新しい言語が生まれている。企業が必要としている新しいプログラミング言語の経験に対応できるエンジニアへの需要は高い。今後、売り手と買い手の市場の変化に注目が集まる。

 本調査はインターネットで、「paiza転職」を利用している現役ITエンジニア369人を対象として21年3月19日〜28日に実施した。

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