リテール大革命

AOKIやワークマンの動きは、どう? スーツみたいな作業着「WWS」試着店をオープン全商品を展示(2/2 ページ)

» 2021年04月30日 11時10分 公開
[上間貴大ITmedia]
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AOKIやワークマンの動向「市場が活性化して良いこと」

 近年、ワークマンやAOKIなどが低価格で機能性の高いスーツを展開し、コロナ禍に適した商品として話題となっている。この動きについて中村有沙社長は「市場が活性化し、良いことだと思う」と余裕を見せる。

 「他社の高機能スーツと、私たちの商品を利用される方の客層は異なっていると感じている。もともとは『作業着』として誕生し、独自の高機能素材を使用している点が強みだ。価格帯も含めてすみ分けができていると思う」(中村氏)

 また同社は法人営業にも力を入れていて、WWSを制服として導入した企業は900社を達成。4月には、マリーインターナショナルプライマリースクール(東京都港区)と提携し、同社オリジナル素材「ultimex(アルティメックス)」を使用した学生服を展開している。

学生服市場に参入(出所:プレスリリース)

 現在同社は期間限定ショップのほかに、常設店を4店舗展開している。期間限定で出店する八重洲口店は、出張のついでに立ち寄る人が多く、中村氏は「出店していない地域にも需要があると感じている」と話す。今後も出店を加速し、認知度の向上を目指すという。

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