東急電鉄は、定期券保有者を対象にした月額制のサブスクリプション型サービス「TuyTuy(ツイツイ)」の実証実験を実施すると発表した。期間は5月12日から7月31日までの約3カ月間。5月と6月は無料で、7月は月額500円で提供する。
今回の実証実験には東京電力エナジーパートナー、Luup、Nature Innovation Group、パンフォーユー、日比谷花壇が参画。モバイルバッテリーレンタルサービス「充レン」、電動マイクロモビリティシェアリングサービス「LUUP」、傘シェアリングサービス「アイカサ」、パンの定期便サービス「パンスク」、花の定額制サービス「ハナノヒ」、東急線全線一日乗車券「TuyTuyワンデーパス」の6つのサービスを提供する。
サービス名称の由来は「『わざわざ』ではなく『ついつい』各種サービスを利用したくなる、魅力的かつ利便性の高いサービスにすることで、お客さまの時間価値の向上に貢献したいという思いを込めた」という。
利用者の対象は、申し込み時点で有効かつ東急線区間を含むPASMO定期券を所持しており、「TuyTuy」LINE公式アカウントに友だち追加したユーザー。利用規約に同意し、電話番号とPASMO ID番号を入力すると、毎月各種サービスのクーポンコードが配布される。
同サービスは定期券保有の新たな付加価値開発を目的の一つとしており、東急を主体に実証実験を行った通勤サービス「DENTO」の購買・利用データの分析結果をメニュー開発に生かした。東急電鉄は業界の枠を超えた協業を進めることで、顧客満足度の向上を狙う。また、さまざまなツールのシェアといった環境負荷低減のサービスを組み込むことで、循環型経済の実現を目指す。
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