振込手数料競争勃発、GMOあおぞら、住信SBI銀が追加値下げ 最安は75円に

» 2021年09月30日 15時34分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 10月に全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)が銀行間手数料を引き下げることを受けて、各銀行で振込手数料引き下げの動きが進んでいる。特にネット銀行においては、「最安」の座を巡って最後まで値下げ競争が続いている。

 9月30日、住信SBIネット銀行はこれまで88円としてきた10月からの振込手数料を、さらに値下げして77円とした。これはGMOあおぞらネット銀行が当初の145円から86円まで値下げしたことへの対抗措置と見られる。

SBIは最終日に77円まで値下げに踏み切った

 これを受けてか、GMOあおぞらネット銀行はさらに値下げ。9月30日に75円まで振込手数料を引き下げた。同社は「業界最安値水準」での提供を目指すとしており、最安値の座を守ったかっこうだ。

GMOあおぞらネット銀行は、3度目の引き下げで75円に

 現時点での主な銀行、ネット銀行の10月からのネットを使った個人口座での振込手数料は以下の通り。ネット銀行大手の楽天銀行、PayPay銀行は手数料競争には乗らず、引き下げ後は145円とした。また、新生銀行は利用状況によって変わる最高ランクの顧客には75円まで手数料を下げている。

  • 三菱UFJ銀行 220円
  • 三井住友銀行 330円
  • みずほ銀行  320円
  • 新生銀行 214円〜75円
  • ゆうちょ銀行 165円
  • PayPay銀行 145円
  • 楽天銀行 145円
  • イオン銀行 110円
  • ソニー銀行 110円
  • auじぶん銀行 99円
  • 住信SBIネット銀行 77円
  • GMOあおぞらネット銀行 75円

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