10月に全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)が銀行間手数料を引き下げることを受けて、各銀行で振込手数料引き下げの動きが進んでいる。特にネット銀行においては、「最安」の座を巡って最後まで値下げ競争が続いている。
9月30日、住信SBIネット銀行はこれまで88円としてきた10月からの振込手数料を、さらに値下げして77円とした。これはGMOあおぞらネット銀行が当初の145円から86円まで値下げしたことへの対抗措置と見られる。
これを受けてか、GMOあおぞらネット銀行はさらに値下げ。9月30日に75円まで振込手数料を引き下げた。同社は「業界最安値水準」での提供を目指すとしており、最安値の座を守ったかっこうだ。
現時点での主な銀行、ネット銀行の10月からのネットを使った個人口座での振込手数料は以下の通り。ネット銀行大手の楽天銀行、PayPay銀行は手数料競争には乗らず、引き下げ後は145円とした。また、新生銀行は利用状況によって変わる最高ランクの顧客には75円まで手数料を下げている。
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