民間の平均給与は433万円、コロナ禍で給料が上がった業種は?2年連続で減少(1/2 ページ)

» 2021年10月14日 08時00分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

 国税庁は「2020年分 民間給与実態統計調査結果」を発表した。それによると、日本のビジネスパーソンの平均給与額は433万円で、2年連続で減少した。平均賞与はリーマンショック後以来の大幅減少となる65万円だった。

平均給与が上がった業種は?(画像はイメージ)

 調査対象となった民間の給与所得者数は、19年から62万人減の5928万人。平均給与額は、19年の436万円から0.8%減の433万円。内訳を見ると、平均給料・手当が19年比で0.7%増の369万円だったのに対し、平均賞与が同8.1%減の65万円と、大幅に減少した。

平均給与の推移(出典:国税庁企画課の発表資料より)
平均賞与の推移(出典:国税庁企画課の発表資料より)

 男女別の平均給与は、男性532万円(19年比1.4%減)、女性293万円(同1.0%減)。雇用形態別では、正規496万円(同1.5%減)に対し、非正規176万円(同0.9%増)。正規と非正規の平均給与の差は320万円となり、統計を取り始めた平成24年分以後、初めて差が縮小した。

正規、非正規の平均給与の差の推移(出典:国税庁企画課の発表資料より)
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