60.3%が今後も旧車を所有したいと回答 理由は?11年以上も乗り続ける人が過半数

» 2021年11月04日 10時30分 公開
[堀井塚高ITmedia]

 旧車専門の買い取りサービス「旧車王」を運営するカレント自動車(横浜市)は、「旧車の所有期間と所有する理由」についてアンケートを実施した。旧車(2010年式以前の車)を所有する理由として最も多かったのは「デザインが好きだから」となった。

カレント自動車は「旧車の所有期間と所有する理由」について調査した(画像:ゲッティイメージズより)

 デザインを挙げたのは32.2%だった。次いで「手放すと二度と手に入らないと思うから」(20.7%)、「現行の車にはない機能や性能があるから」「思い出の車だから」(13.2%)と続いた。車のデザインは時代とともに変化するが、旧車ならではのデザインに魅力を感じているユーザーも少なくないようだ。

旧車を所有し続ける理由は?(出所:以下、リリース)

 「所有している(していた)旧車はどれくらいの期間乗っていますか?」との質問に対して最も多い回答を集めたのは「11〜20年」で27.3%という結果に。以下は「2〜5年」が26.4%、「21年以上」が25.6%と続いた。

 「11〜20年」「21年以上」が半数以上を占めていることから、旧車ユーザーは長期にわたって同じ車に乗り続ける傾向が読み取れる。「2〜5年」と所有期間の短いユーザーも一定数いるが、旧車王では「維持の大変さ、使い勝手の悪さが理由で手放してしまうことも考えられる一方、旧車好きが短期間で買い替えていろいろな旧車を楽しんでいる可能性もありそうだ」と分析している。

旧車に乗り続けている年数はどれくらい?

 「今後も旧車を所有し続けたい(所有したい)と思いますか?」との質問に「はい」と答えた人は60.3%。旧車はメンテナンスが大変だが、それ以上の魅力を感じているユーザーは多い。一方で、4割近くが「いいえ」と回答したのは、旧車は魅力よりもデメリットが大きく、今後は新車がいいと考えているからと推測できる。

旧車に対する今後の意向

 調査は男女121人を対象にインターネットで実施。調査期間は10月20〜26日。

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