ワークマン、4〜9月の決算発表 PB好調、客層拡大で純利益79億円(2/2 ページ)

» 2021年11月09日 14時40分 公開
[ITmedia]
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WORKMAN Proで本業重視の姿勢を

 これまで、新たな客層を取り込むべく「ワークマンプラス」や「#ワークマン女子」といった新たな業態を展開し、女性向けアイテムやアウトドア用品などの展開を進めてきた同社。

ワークマン 6月にオープンした初の路面店「#ワークマン女子」南柏店

 しかし、本来のターゲットは建設業などの職人だ。12月には、東京都板橋区内に職人向けの新業態「WORKMAN Pro(ワークマンプロ)」の出店を予定。店名に「プロ」と付けることで、職人が入りやすい店舗を目指し「本業重視」の姿勢を示す。

 ワークマンプロの“シンボル的製品”と位置付けるのが「PRO CORE」シリーズ。8月には同シリーズから、スタイリッシュ作業服を発表した。デニム柄を採用したり、ジャケットとパンツを分けて展開したりすることでファッション性を向上。同社が強みとしてきた汎用型の作業服では取り込むことが難しくなっていた35歳以下の若い客層の獲得を狙う。

ワークマン スタイリッシュ作業服で若い職人の需要を獲得

 同社によると、先行している国内メーカーでも、スタイリッシュ作業服の年間販売数量は最大で10万〜15万着。しかし同社では、シリーズ合計で120万着を生産すると発表している。

 22年3月期の通期見込みは、当初計画から据え置き、営業総収入1144億円(前期比7.0%増)、営業利益266億円(同7.8%増)、純利益181億円(同6.5%増)とした。

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