東急と東急レクリエーションは、東京・新宿の「新宿TOKYU MILANO」跡地を中心とした敷地で推進している歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」について、施設名称を「東急歌舞伎町タワー」に決定したと発表した。映画館や劇場、ライブホールなどのエンターテインメント施設の他、ホテルなどを含む高層複合施設を整備するもので、竣工は2023年1月11日、開業は同年春を予定している。
同施設は、地上48階・地下5階・塔屋1階、約225メートルの高層複合施設となる。地下1〜4階には、1500人収容のライブホールを設置する他、地上6〜8階は客席数900席の劇場を設置。東急レクリエーション、ソニー・ミュージックエンタテインメント、東急が出資するTSTエンタテイメント(東京都新宿区)が運営する。
9〜10階は東急レクリエーションが運営する映画館が入る。スクリーン数は8つを想定している。かつて同敷地で「新宿ミラノ座」を運営していた同社が、そのDNAを継承しつつ、シネマコンプレックス「109シネマズ」のノウハウを生かし、新たな映像体験を提供するとしている。
17〜47階に設けるホテルは、ラグジュアリークラスのホテルと、ライフスタイルホテルを併設する。ラグジュアリーホテルは地上170メートル以上に客室を設け、ワイド7メートルの窓から東京の景色を一望できるようにした。また上層3フロアにはペントハウスを備えるとしている。ホテル経営は、東急の100%出資で設立したTHMが担い、東急ホテルズが運営を受託する。
施設名称決定に合わせて、ブランドロゴも公開した。ピアノの鍵盤や音響機器のイコライザーといったエンターテインメント性や、施設の外観のモチーフである噴水の要素を内包したデザインエレメントと、歌舞伎町の多様性を表現したロゴタイプで構成。歌舞伎町エリアのにぎわい創出に寄与していきたいという願いが込めたとしている。
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