「社員への賞与支給に関する悩みや課題」を聞いたところ、1位は「社員への評価・賞与の査定基準への悩み」(39%)だった。回答者からは「評価者によって評価基準が違い、部署による評価の差が出てしまっている」(業種:その他/従業員数:10〜29名)、「社員および管理者全員の納得する評価制度の構築が難しく、毎回何らかの不満の声が上がる」(サービス関連/100〜299名)といったコメントがあった。
2位の「賞与の支給額による社員モチベーションへの影響」(38%)と回答した人からは「毎年一定額の賞与を支給できるほどには会社が成長していないため、モチベーションへの影響が心配」(その他/30〜49名)、「高評価者を出すには低評価者も必要だが、なかなか外資系のようなドラスティックなメリハリをつけられない」(メーカー/100〜299名)といった意見があった。
20年調査で1位だった「新型コロナウイルスによる業績への影響の長期化」(44%)は今回21ポイントダウンし、23%という結果になった。コロナ禍の業績への影響の長期化に対する懸念が薄れつつあり、企業の関心が評価制度や社員のモチベーションに向いていることがうかがえた。
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