日本郵便は12月8日、購入・作成・送付・受取・保存といった一連の年賀状体験を全てLINE上で完結できる新サービス「スマートねんが」の提供を開始した。時代に沿った「手軽さ」を付加したサービスとして訴求する。
「スマートねんが」は、作成したデジタル年賀状を、相手のLINEトークに直接届けられるサービス。「手書き・打ち文字メッセージ」の他、「動くエフェクト付きテンプレート」「動画挿入」「動くスタンプ挿入」など、デジタルの特性を最大限に生かした“動く年賀状”を作成できるようにした。
また、短時間で作成できることも魅力の一つとしていて、当日撮影した動画を使用して、その日のうちに送ることも可能とした。
デザインテンプレート5種(無地含む)を入れた「トライアルパック」(200円)の他、20種のテンプレートが使用可能な「ベーシックパック」(300円)、全30種のテンプレートが使える「プレミアムパック」(500円)の3種類を用意。期間中は、何通でも送り放題で、差額を支払うことでアップグレードもできるようにした。
作成したデザインの印刷、投かん依頼も1枚230円(年賀はがき代込み)で提供する。LINEで送付相手に住所入力フォーマットのリンクを送り、住所を入力してもらう仕組みを導入し、送り手が住所を知ることなく紙の年賀状を送れるようにした。
また、作ったり送ったりした年賀状は、年度ごとに保存されるため、管理も簡単にできるとしている。
同社は開発した背景として、「年始のあいさつの形が変化していく中でも、『年に1度は大切な人のことを思い、心をこめて年始のごあいさつをしたい』というニーズは根強く存在する」という考えがあったと話す。年賀状が持つ「手づくり感・カスタマイズ性」を伸長しつつ、時代に合わせた「DX時代の新しい年賀状のかたち」として、新年のあいさつにおける「新たなワクワク」の創出にチャレンジしていくと説明している。
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