日本ミシュランタイヤ、東京から群馬に本社移転 社員は転居か在宅勤務に2023年8月の移転完了を目指す

» 2021年12月23日 18時32分 公開
[ITmedia]

 日本ミシュランタイヤは12月23日、本社機能を東京都新宿区から群馬県太田市に移転する方針を発表した。今後、都内のオフィスを段階的に縮小し、2023年8月の統合完了を目指す。名古屋市のオフィス体制に変更はない。同社は本社移転について「ワークライフバランスと、より健全な財務ベースの両立を鑑みた結果」としている。

photo ミシュランのオフィス(出典:同社公式Webサイト

 新宿オフィスの社員は、通勤可能なエリアへの転居か、在宅を中心とした勤務体制に切り替える。

 同社は「自動車業界の大変革や新型コロナウイルスなどによる激動の変化の中、より強固で、柔軟な社内体制を構築し、自由な発想でイノベーションを推進するための第一歩」と説明。「積極的に外部・内部のシナジーを開拓し、群馬県から革新的なビジネス創出を加速する」としている。

photo 本社機能を移転する群馬県太田市の拠点

 仏ミシュランは1964年に日本に進出。75年に日本法人として日本ミシュランタイヤを設立し、91年から群馬県にR&D(研究開発)の拠点を置いていた。

photo ミシュランのマスコットキャラクター「ミシュランマン」(出典:同社公式Webサイト)

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