大王製紙、「エリエール」商品を15%値上げ 約2年半ぶり、原材料価格の高騰などで3月22日出荷分から

» 2022年01月11日 20時12分 公開
[ITmedia]

 大王製紙は1月11日、「エリエール」ブランドで販売するティッシュやトイレットペーパーなど家庭向け紙製品の価格を、3月22日出荷分から15%値上げすると発表した。同社は原材料価格の高騰や、物流コストの上昇を要因としている。

photo 大王製紙の三島工場(愛媛県四国中央市、出典:同社公式Webサイト)

 紙製品の値上げは2019年6月以来、約2年半ぶり。当時も同様の理由で値上げしており、それ以降「生産体制の見直しや、諸経費の削減に取り組み、製品価格の維持に努めてきた」(同社)と説明。CO2(二酸化炭素)など温室効果ガス削減に向けた環境対策の費用もかさんだことで、現行価格では安定供給が困難と判断し、値上げに踏み切った。

photo エリエールブランドで販売中のティッシュペーパー(出典:同社公式Webサイト)

 同社は「自助努力だけではコスト増を吸収できない状況になっている。今後も安全で高品質な製品をお客さまに提供してまいりますので、 ご理解賜りますようお願い申し上げます」としている。

photo 大王製紙のプレスリリース

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