新型コロナウイルスが世間に認知されてからもう2年がたちます。総務の立場では、過去にないレベルの“至難の技”が求められ続けています。何より社員の健康確保が最優先ですが、働き方の変化に伴い、オフィスの在り方を模索したり、予算をコントロールしたり、福利厚生を変えたり──。具体的な対策は、過去の連載でも紹介した通りです。
そのような難しいかじ取りの中、総務は現場、オフィスにいないと、どうしても処理できない業務が多いのは事実です。インフォマートが昨年7月に発表したアンケートでも、総務の66.5%が「テレワークをしていない」という結果でした。総務の大半は出社しているのが現実です。
少し光が見えている面もあります。総務のリモートワーク率は、2020年、21年、そして22年と少しずつ上がっているのです。これは、総務の学習と成長、ツールの進化(使う側の慣れも含む)によるものだと筆者は感じています。「やっぱり総務は現場にいないと仕事にならないよね」という言葉が、だんだん過去のものになっています。
では、“変わってきている”総務が具体的に実践していることは、どんなことでしょうか。筆者が直接関わっている企業の総務、また総務コミュニティーなども含め、数十社の事情を聞いていると、次のような傾向(1)〜(5)があります。
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