大和ハウス工業は、札幌市の「北8西1地区第一種市街地再開発事業」区域内に建設中の分譲マンション「ONE札幌ステーションタワー」の成約戸数が、2021年11月27日〜12月26日の1カ月間で226戸に達したと発表した。同社によると、北海道の新築分譲マンションで過去最多だという。第1期の販売価格は5160万〜5億円で、最高抽選倍率は11倍だった。
同物件は、地上48階、地下2階建ての高さ175.2メートルで総戸数は624戸、間取りは1〜4LDKを用意した。2月7日現在で239戸の申し込みがあるという。北海道で最高層・最大戸数のタワーマンションとなる見込み。高層階には天井高2メートル70センチの住戸や、札幌の街が一望できるプレミアム住戸など、多様なライフスタイルに合わせられるようにした。23年12月竣工、24年3〜5月の入居開始を予定している。
第1期の販売戸数は244戸で、最多販売価格帯は9300万円台だった。同社によると、契約者の年齢は、50代以上が最も多く約70%。30代が約8%、40代が約22%だった。家族数は1〜2人が約70%で、用途は、自分が住むために購入した人が45%、セカンドハウス40%、投資15%という内訳だった。また、購入者のうち、首都圏など北海道外の居住者が約30%を占めていた。
「北8西1地区第一種市街地再開発事業」は、JR札幌駅北口から約200メートルに位置する、約2万1000平方メートルの旅行区域を開発するという大規模複合再開発プロジェクト。マンション・オフィス・商業施設・多目的ホール(劇場)などのa棟(同物件)と、ホテルの2棟で構成し、札幌駅北口の活性化と札幌の玄関口に相応しい都市空間の形成を目指す。
第2期販売は4月下旬から開始する予定で、販売戸数、価格共に未定としている。
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