沖縄の日本復帰50年の節目を盛り上げたい――。沖縄県内で、復帰に関連した商品やサービスを提供する動きが広がっている。復帰当時の商品パッケージや人気商品を復活させたり、琉球料理や伝統文化の魅力に光を当てた創作料理を提供したり、各社が工夫を凝らす。観光客向けの復帰特設サイトでは、復帰世代の閲覧が6割を占めるなど、関心は高い。新型コロナウイルスで落ち込んだ消費や観光の需要回復にも期待が高まる。
オリオンビール(豊見城市)は4月から、特別デザイン缶を数量限定で発売する。当時の瓶のラベルを復刻した「ザ・ドラフト」や1960年代の名護湾を描いた「75BEER」を販売。50年前のレシピを参考にした限定醸造ビールが当たるキャンペーンなども展開し、販路拡大につなげる考え。
フォーモストブルーシール(浦添市)は5月1日から、70年代の人気商品「ライムシャーベット」と、オレンジやラズベリー、パインの果肉などが入った「レインボーシャーベット」を復活させる。担当者は「復刻版で、当時の味を楽しんでほしい」と期待する。
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