消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
調べたいことを話しかけると人工知能(AI)が認識し、インターネット検索のような調べものや家電の操作を代わりに行ってくれるスマートスピーカー。伊藤忠グループのリサーチ会社マイボイスコム(東京都千代田区)の調査で、スマートスピーカーの認知率が8割に上ることが明らかになった。実際に利用している人の割合は9%だった。
まず、スマートスピーカーを知っているかどうか尋ねたところ「どのようなものか、内容を知っている」(29.8%)、「聞いたことがある程度」(50.7%)、「知らない」(19.5%)という結果になった。
「どのようなものか、内容を知っている」「聞いたことがある程度」を合わせると、認知率は8割強に上ることが判明した。
次に、スマートスピーカーを実際に利用しているか尋ねると、利用している人(「自分だけで利用している」「自分を含む同居家族で利用している」の計)は約9%だった。
スマートスピーカーを自分や家族が利用している人に「利用している機能」を聞いたところ、「天気予報を聞く」(57.2%)、「音楽を聴く」(47.1%)と続き、以降「アラーム・時報、タイマーの設定」「時刻の確認」「ニュースの読み上げ・画面表示」が3割前後という結果になった。
また、スマートスピーカーについては2割弱の人に利用意向があることが明らかになった。内訳を見ると、スマートスピーカーを自分で利用している人では8〜9割、自分以外の家族が利用している人では3割だった。
利用意向がない割合は4割強で、スマートスピーカーを利用していない人では5割弱となった。
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