「有給いただいてます!」――。家具大手イケアの店舗が貼り出した、ある商品の在庫切れを知らせる貼り紙が今、SNSで話題になっている。その商品は、ぬいぐるみのサメ。「イケアのサメ」として知られ、50種類以上ある同社のぬいぐるみの中で一番人気だという。売り切れ店舗が続出しているというが、なぜこれほど人気なのか。そして家具店がぬいぐるみを扱うのはなぜなのか。そこには、企業のビジョンにもつながる大切な理由があった。
有給――の貼り紙を出したのは、IKEA福岡新宮(福岡県新宮町)。3月19〜22日にイケアのサメ、正式名「ブローハイ」(スウェーデン語でヨシキリザメの意)の在庫切れを知らせる貼り紙を掲示した。3月23日に新たに入荷があったため、貼り紙はすでに撤去しているという。
この貼り紙に対し、Twitterでは「有給中なら仕方ないか〜」「リフレッシュしてきてね!」などと好意的な反応が並んだ。
「これは従業員のアイデアです。話題にしてもらいありがたいが、在庫切れについては申し訳なく思っています」と担当者は話す。
過去の品切れ時には「しばらくの間、故郷の海へバケーションに出かけることになりました!」と、サングラスとハット帽をかぶったブローハイのイラスト付きの告知も話題になった。
ブローハイは全長100センチメートル、価格は1999円。50種類以上あるイケアのぬいぐるみの中で、日本では人気ナンバー1といい、2017年10月の販売開始から累計40万個以上が売れているという。なぜここまで人気なのか。
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