ANA(全日本空輸)は5月24日、国内線対象に提供中の自動チェックイン機を、2023年4月以降、順次廃止すると発表した。コロナ禍で非対面・非接触で搭乗手続きできる環境の構築が求められる中、空港での混雑防止が狙い。QRコードなどを使ったチケットレス搭乗サービス「SKiPサービス」も23年3月末で終了する。今後は専用アプリでの手続きに移行するという。
同社は同日に、スマホなどを使った新サービスモデル「ANA Smart Travel」を発表。自動チェックイン機とチケットレス搭乗サービスの廃止はこれに伴うものだ。
これまで搭乗手続きの際、チェックインカウンターに並ぶ必要があったが、新サービスではスマホアプリ内で取得したモバイル搭乗券を直接、保安検査場の機器にタッチすることで、搭乗手続きが完結する。手荷物を預ける場合は、保安検査場通過前に手荷物カウンターや自動手荷物預け機で受け付ける。
機内では機内誌「翼の王国」や雑誌・新聞を利用者のスマホから閲覧できるようにするほか、23年度には、遅延や欠航によるANAからの補償の手続きもスマホで提供する方針で、同社は「必要な時に、必要な情報を、必要な方にお届けする」としている。
「これからもお客さまからのお声をもとに、便利で安心してご利用いただける新しいサービスを提案していく」(同社)
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