赤坂7丁目の再開発 高さ約157メートルのタワマン建設27年12月竣工予定

» 2022年07月26日 07時00分 公開
[ITmedia]

 日鉄興和不動産、野村不動産は、東京都港区で進める「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業」について、6月24日付で東京都より市街地再開発組合設立の認可を受けたと発表した。土地の高度利用と都市機能の更新を図り、老朽マンションなどの更新と都市基盤の整備を一体的に実施。緑豊かな公共的空間の確保や多様なライフスタイルに対応した居住機能、業務及び生活利便施設の導入を図る。

赤坂 (東京都報道発表資料より)

 同プロジェクトの区画は、東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線の青山一丁目駅から徒歩6分、高橋是清翁記念公園に隣接する約1万2000平方メートル。地下1階地上46階、高さ約157メートルの住宅棟と、事務所や店舗などが入る中層棟を建設し、地域の共通課題の解決を図る。

赤坂 断面イメージ

 同プロジェクト内には、旧耐震基準で建設された3棟の区分所有マンションが存在し、現行法規のもと個別でのマンション建替えでは居住者の生活再建が困難な状況で老朽化が進んでいた。また、独立家屋でも土地の有効利用に課題があるとしている。そこで、同プロジェクトでは、これらの課題を住民などが中心となり地域全体で解決を目指すという。

 建築物の更新にあわせ地区内の道路を拡幅整備し防災機能の強化を図るほか、広場や建築物、周辺の道路をつなぐ歩行者通路の整備を進める。また、隣接する高橋是清記念公園との一体性や連続性に配慮して緑地を整備するとしている。

赤坂 配置図
赤坂 再開発事業位置図

 同プロジェクトは2023年12月から工事に着工し、27年12月の建物竣工を予定している。

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