レクサス、「ES」を一部改良 メッキグリルの特別仕様車を発売：累計293万台を販売（1/2 ページ）

[ITmedia]

　LEXUSは7月28日、大型セダン「ES」を一部改良するとともに、特別仕様車「Graceful Escort」を設定し、全国のレクサス店で発売した。

ES300h 特別仕様車「Graceful Escort」

　ESは、1989年にフラッグシップセダンLSとともに販売を開始し、これまでに80以上の国や地域において累計約293万台を販売。2021年8月に発表したESでは「静粛性や乗り心地に加え、LEXUSならではの走りの味を磨き上げてきた」（同社）という。

　今回の改良では、「予防安全技術の機能拡充」「マルチメディアシステムとコネクティッドサービスの刷新による利便性向上」などに取り組んでいる。

ES300h 特別仕様車「Graceful Escort」

　予防安全技術では、車両を上から見たような映像をセンターディスプレイへ表示するパノラミックビューモニターに、撮影した路面の映像を車両直下に合成表示することで車両下方の路面状況、タイヤ位置などの把握を補助する床下透過表示機能を追加した。

ナビ画面

パノラミックビューモニター

　マルチメディアなどの先進技術については、直感的な使いやすさを追求したシステムを搭載した。ナビや音楽など各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコンで表示することで、アクセス性を実現。クラウド上の地図情報を活用して、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用した。また、従来の車載ナビとコネクティッドナビを組み合わせたハイブリッド型のナビゲーションを導入している。

パノラミックビューモニター（床下透過表示機能）

　さらに、ステアリングのトークスイッチ操作による起動に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動を可能とした。あらかじめ設定された起動ワードを発話することで、スイッチ操作や再生中の音楽停止をすることなく、音声認識機能が起動する。

　ES300h、ES300h「version L」、ES300h「F SPORT」の3タイプを用意し、価格は602万〜718万円。