中華料理チェーン店「大阪王将 仙台中田店」(仙台市)で「ナメクジが発生している」とSNS上に書き込まれたことを巡り、運営元の大阪王将が全国351店舗を対象に行った衛生検査の結果を公表した。全体の約7割の店舗を最高評価の「Aランク」としたが、同社は店舗別の結果は公表しない方針を8月8日までに明らかにした。同社は取材に対し「ランク化が目的ではないため」としている。
同社が8月2日に公表した、外部機関による検査結果では、全店舗の清潔度などをAからDの4段階で評価。Aランク(100〜90点)は250店舗(71.2%)、Bランク(89〜80点)は85店舗(24.2%)、Cランク(79〜70点)は13店舗(3.7%)となり、最低評価「Dランク」は3店舗(0.9%)が該当した。
結果の公表を受け、ネット上では「行きつけの店舗がどのランクなのか把握しておきたい」など店舗別評価の開示を求める声が複数出ている。これに対し、同社は「店舗別の結果は公表しない」と回答。Dランクの3店舗についても「非開示」とした。
非開示とした理由について同社は「結果の公表は各店舗のランク付けが目的ではなく、既に改善済みであることを示すためだ」とコメント。Dランク3店舗に対しては、社内での衛生講習会や店舗内清掃の結果、8月1日までに行った再検査で「全店舗がAに改善されている」との認識を示した。
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