メディア

「ITエンジニアの採用予算が上がった」25％　提示年収は？：最大100万円引き上げ（1/2 ページ）

» 2022年08月18日 08時00分公開

　ITエンジニア・クリエイター専門のエージェント「レバテックキャリア」（東京都渋谷区）は、ITエンジニアの採用動向調査（2021年1月～12月まで）を実施した。その結果、採用予算を増やした企業のうち、5社に1社が提示年収を最大100万円引き上げたことが分かった。

「ITエンジニアの採用動向調査」の結果は？（画像はイメージ、提供：写真AC）

採用予算に変動はあったか

　例年に比べて、採用予算に変動はあったかと尋ねると、昨年に比べてITエンジニアの採用予算に変動があった企業は32.4％（上がった：24.7％、下がった：7.7％）だった。4社に1社がエンジニア採用への投資額を増やしており、多くの企業で採用意欲が高まっていることが読み取れた。

例年に比べて、採用予算に変動はあったか（以下プレスリリースより）

　採用予算が上がった企業に、具体的な提示年収の増加額を尋ねたところ「10万円未満」（47.3％）がトップ。次いで「10万～50万円程度」（25.7％）、「51万～100万円程度」（20.3％）と続いた。

　一方、採用予算が下がった企業に、具体的な提示年収の減少額を聞くと「10万円未満」（73.9％）、「10万～50万円程度」（17.4％）が多かった。

採用予算の上下

昨年の採用課題

7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。
「オレが若いころは」「マネジメント＝管理」と思っている上司が、ダメダメな理由
「オレが若いころは……」「マネジメントとは管理することだ」といったことを言う上司がいるが、こうした人たちは本当にマネジメントができているのだろうか。日本マイクロソフトで業務執行役員を務めた澤円氏は「そうしたマネージャーは、その職を降りたほうがいい」という。なぜかというと……。
なぜ某カフェチェーンは時給を上げないのか　「安いニッポン」の根本的な原因
アルバイトの応募が少ない――。某カフェチェーンから、このような嘆きの声が聞こえてきた。人口減少の問題もあるだろうが、なぜバイトが集まらないのか。その理由は……。
「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか
OECDの調査によると、日本人の平均年収は韓国人よりも低いという。なぜ日本人の給与は低いのか。筆者の窪田氏は「勤勉さと真面目さ」に原因があるのではないかとみている。どういう意味かというと……。
「70歳まで会社にしがみつく人」が結局、会社を弱体化させてしまうワケ
定年を引き上げるニュースが相次いでる。現行の60歳から65歳にする企業が増えてきているわけだが、筆者の窪田氏はこの動きに懸念を抱いている。「長く働くことができていいじゃないか」と思われたかもしれないが……。