ワークマン、“社運をかけた”靴専門店初の路面店 #女子との複合で9月1日オープン「ガーデンパーク和歌山」敷地内

» 2022年08月30日 14時30分 公開
[ほしのあずさITmedia]

 ワークマンは9月1日、「#ワークマン女子」と靴専門店「WORKMAN Shoes(ワークマンシューズ)」との大型複合店を和歌山市の商業施設「ガーデンパーク和歌山」敷地内に出店する。WORKMAN Shoesの路面店としては第1号で「社運をかけた最重点の旗艦店」と位置付ける。初年度の売上目標は3.6億円に設定し、全国トップの売り上げを目指す。

ワークマン 「#ワークマン女子×WORKMAN Shoes」池袋サンシャインシティアルパ店

 WORKMAN Shoesの1号店は、大阪市の「#ワークマン女子なんば CITY店」に増床して併設。WORKMAN Shoesの効果もあり、女子店の機能性ウェアの売り上げは2割増加した。併設後は、同店が全店トップの売上店舗に浮上し、女性用ウェアとシューズの相乗効果が高いことが判明したという。

 複合店の2号店としてオープンした「池袋サンシャインシティアルパ店」も、なんばCITY店に続く全店2位の売り上げを記録したことから、同社は今後、#ワークマン女子は全てをWORKMAN Shoesとの複合店として展開する方針だ。

ワークマン 新製品の「アクティブスウェード調パンプス」(2480円)(出所:プレスリリース)
ワークマン レディースニット「SOLOTEX使用アゼプルオーバー」(1500円)(出所:プレスリリース)

 複合店では、ウェアとシューズの売り場を分けるが、レジを共通にして一体で運営する。同社の女性用ウェアは前年比150%アップと最も成長しており、次が一般用シューズの140%。WORKMAN Shoesの出店により一般用シューズの売り上げが急増していることから、シューズの成長率を前年比150%に上方修正した。

 また同社は、秋冬物の全てのプライベートブランド製品の価格を据え置きにすることを表明している。このため、ガーデンパーク和歌山店では価格競争力が高まると予想し、初年度売上目標を3.6億円に設定した。

ワークマン ジュニアウェア「ダブルフェイスビッグシルエットフーディ」(1280円)(出所:プレスリリース)

 複合店の路面店舗と商業施設内店舗の比率は9対1を目指す。来年3月末までには、全国で複合店を8店舗まで増やし、来期は15店舗以上出店する予定だ。今後は、複合店の出店フォーマットを固め、10年で400店舗の出店を計画している。

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