ここで少し振り返ってみてください。例えば日々の生活の中で、周囲の人にどれほど自分の話を聴いてもらえていますか? 「丁寧に話を聴いてもらえた」という体験を、すぐに思い出せますか?
もし、丁寧に話を聴いてもらえた状況が「パッと思い浮かんだ!」のであれば、あなたはその人に対してどのような感情や印象を持っているでしょうか? その人はあなたが親近感を抱き、信頼を寄せている人ではありませんか?
もうひとつ思い返していただきたいシーンがあります。話している途中で「話を遮られた」という経験はありませんか? まだ話が終わっていないのに、まだ話したいことがあるのに話の腰を折られたということはありませんか? また、そのときあなたは、どんな気持ちになったでしょうか? その瞬間、少しイラッとしたかもしれません。または、その人との関係がギクシャクしだしたと感じることがあったかもしれません。
人は多かれ少なかれ、潜在的には自分の話を聞いてもらいたいと思っています。話を聞いてもらうことで、自分に興味を持ってもらえている、自分を大切に思ってくれている、自分はここにいてもいいのだということを無意識に感じています。
話を聴くことは、相手の自己重要感を高めることにつながるので、自分の話をとても熱心に聴いてもらえると、聞いてくれた人に親近感を抱き、信頼を寄せるようになるのです。
株式会社MCJ社外取締役、U・アカデミー代表 全米NLP協会認定トレーナー&ビジネスコーチ、コンサルタント、元日本マイクロソフト ゼネラルビジネスマーケティング統括本部長、米国ロチェスター大学大学院経営学修士(MBA)
東京都文京区生まれ。立教大学卒業後、外資系企業に就職。ロータリー財団奨学金にて米国へMBA留学し、帰国後アップル日本法人に入社。その後現日本HPにマネージャーとして転職。当時36歳で約3000人の社員の中、唯一の最年少女性部長に昇格。女性としては最年少で部長に昇格。
現日本オラクル、現デル・テクノロジーズを含む外資系ITベンダー7社で25年間にわたり要職を歴任。女性企業社会進出のパイオニアとしてキャリアを歩む。
リコージャパン執行役員兼リコーITソリューションズ取締役を経て、大病の早期発見と克服をきっかけに、人生は一度きりと考え独立。趣味のゴルフでは、56歳で自己ベストを更新。デビュー当時から郷ひろみの熱烈ファン歴50年。
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