沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は29日、9〜11月の入域観光客数の見通しを発表した。10〜11月の国内客数は、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年度を初めて上回ると推計。10月は19年同月比で4.7%増の65万人、11月は7.5%増の64万5千人と予測した。10月から始まる旅行需要喚起策に伴う需要の高まりや、修学旅行を中心とした団体旅行が回復傾向にある。来月以降、国際線(台湾、香港、韓国)の運航が計画されており、インバウンドも徐々に回復するとした。(政経部・又吉朝香)
(資料写真)沖縄
推計はホテルへのアンケートや航空会社からの聞き取り調査を基に算出、分析した。
9月の国内客は19年同月比の86.4%に当たる51万人と推計。シルバーウイークを中心に旅行需要が高まったものの、台風の影響や旅行需要喚起策「おきなわ彩発見NEXT」が販売されるまでの様子見の動きがあり、全体的に鈍化した。
10月は国内客が4.7%増の65万人と予測。航空便の予約率が好調で特に東京発の那覇、離島路線の需要がかなり高く、ホテルの稼働率も引き続き好調という。海外客は台湾を中心として、国際線が再開するため1800人と見通した。
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