「観光に訪れたいと思う」の項目では、1位は「北海道」で、2位「京都府」、3位「沖縄県」となった。これら3道府県の非居住者評価を項目別にみると、北海道は「自然が豊か」「食べ物がおいしい」「景勝地や温泉が多い」でいずれも1位、京都府は「歴史的建造物・文化財が多い」で1位、沖縄県は「気候が良い」で1位、「自然が豊か」で3位と、道府県の魅力にも特徴がありそうだ。
他社のランキングで話題になった茨城県は総合41位、居住者評価39位、非居住者評価38位だった。群馬県は総合30位、居住者評価15位、非居住者評価36位、栃木県は総合29位、居住者評価24位、非居住者評価30位となっている。
茨城県については、首都圏の一都三県居住者からの評価は高くなっている一方、関西圏(2府4県)や愛知県居住者からの評価が非常に低くなっているため全国平均順位が上がらないという特徴が出ている。
今回の調査では、順位算出に使っていない設問の一つに評価対象の都道府県が「魅力的だと思う」というものがある。この設問では「魅力的だと思う」対象を明示しておらず、何を魅力的だと考えて回答するかは回答者に任されている。
そこで「魅力的だと思う」と、他の設問の相関係数を算出したところ、「観光に訪れたい」「仕事で訪れたい」という設問との相関係数が非常に高くなっていた。この結果から、「魅力的だと思う」という設問だけでランキングを作成すると「観光・仕事で行きたい都道府県ランキング」となってしまうため、本ランキングでは「魅力的だと思う」を順位の算出要因から除外した。
当調査は3月8〜29日に、インターネット調査で実施した。対象者は全国47都道府県(対象自治体1888自治体)及び一部国外居住の20歳以上の男女で、回答者数は18万6683人。
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