大東建託は全国47都道府県に住む成人を対象に、居住満足度調査を実施した。その結果、街の魅力度ランキングの1位は「福岡県」、2位は「兵庫県」、3位は「神奈川県」だった。4位に「京都府」、5位「東京都」が続いている。
「街の魅力度(都道府県)ランキング」1位の「福岡県」は、九州地方では最も人口の多い県だ。福岡市と北九州市の2つの政令指定都市を擁している。「居住者評価」で5位、「非居住者評価」で1位を獲得した。ただ、非居住者評価で1位となった項目はなく、全体としてバランス良く高い評価を得ている。
続く2位は近畿地方で最大の面積を持つ「兵庫県」で、「居住者評価」と項目別「住み続けたい」で1位を獲得した。3位は豊かな自然と多彩な産業を併せ持つ「神奈川県」で、項目別「住んでみたいと思う」で1位を獲得している。
なお当ランキングは街の魅力を発信することを目的としているため、下位(42位以下)の順位は非公開としている。
大東建託賃貸未来研究所の宗健所長は以下のように結果を分析した。
「1位の福岡県は、非居住者の18項目の平均順位では1位で、居住者の12項目の平均順位は5位でした。1位の福岡県、2位の兵庫県、3位の神奈川県、4位の京都府は、極端に評価が低い項目がなく全体的に高い評価を得ています。一方、5位の東京都は1位の項目も非常に多いのですが、非居住者評価で最下位となる47位の項目が3つもあることが、影響しています。
特徴として、東京都の居住者評価が非常に高く、『住んだことがある』『家族や親族が住んでいる』といった経験・関係が強く、『よく知っている』も2位であるにも関わらず、『住みやすそう』『自然が豊か』『景勝地や温泉が多い』が最下位であるなど、極端な評価になっているのが特徴です」
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