キリンビールは、「キリン 氷結 無糖 グレープフルーツ」(アルコール度数4%と7%)を発売した。「氷結 無糖」シリーズのラインアップを強化する狙い。「氷結 無糖 レモン」のパッケージもリニューアルする。
「氷結 無糖 グレープフルーツ」は、シリーズの共通価値である「お酒と果実の澄みきったおいしさ」に加え、酸味と爽やかな苦みを加えたグレープフルーツならではの味を体感できるようにした。
既存の「氷結 無糖」の売り上げは好調で、8月には累計の販売本数が5億本を突破した。2020年10月の発売から過去最速の売り上げを記録している。
同社の実施した調査によると、顧客はRTD(栓を開けてすぐに飲める低アルコール飲料)に対し、「甘くない、クリアでスッキリした味わい」「食事に合う味わい」「カロリー・糖質などを気にしなくてよい」といったものを求めているという。
同シリーズでは、糖類や甘味料を一切使用していない。コロナ禍の生活により在宅時間が増え、自身の心や体をケアしたいニーズにマッチした。さらなる売り上げ拡大を目指し、年間売り上げ目標を1200万ケース(250ml×24本)から1.2倍の1400万ケースへ修正している。
今年度の「氷結」シリーズは、1〜9月累計で過去最高の売り上げを記録していて、右肩上がりに伸長を続けている。RTDカテゴリーは年々成長していて、のどごしシリーズや本麒麟などの新ジャンルカテゴリーの売り上げを上回る見込みだ。
「氷結 無糖」購入者の8割は、ビールを併飲するユーザーだという。同社は、RTD市場の活性化と、さらなる販売促進を目指す。
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