11年連続で生産量が減っているのに、「沖縄そば」が好調の背景連日売り切れも(1/2 ページ)

» 2022年10月15日 06時00分 公開
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 沖縄そばなどのめん類を製造する沖縄生麺協同組合(稲嶺盛健理事長)の4〜9月の沖縄そば製造量が前年同期比21.6%増の1348万4千食に増加したことが13日、分かった。組合所属業者の生産量は2011年度以降、21年度まで11年連続で前年割れが続いてきた。組合では、観光客や人流が増え、沖縄そば店などの外食需要が伸びたことが主な要因だとみる。関係者は「下半期も観光客が回復すると見込まれており、好調に推移するだろう」と期待を寄せる。(政経部・知念豊)

(資料写真)沖縄そば

 県内の製造業者18社が加入する同組合の沖縄そば製造量は、ことし4月以降、前年超えが続いている。4〜9月の上半期は前期の1108万4250食から239万9750食も増加。組合は、観光客が戻りつつあることや県民の外出機会が増え沖縄そば店や食堂などでの消費につながっていると分析する。またNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」放映の効果もあり、土産品店などでもよく売れているという。

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