紙の 「沖縄手帳」が根強い人気、その秘密は?商戦に熱(1/2 ページ)

» 2022年12月04日 16時16分 公開
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 沖縄県内の書店や雑貨店では2023年版の手帳商戦が熱を帯びている。予定把握もスマートフォンというデジタル派が増えている一方で、紙の手帳には根強い支持がある。県内では年中行事などが記載された「沖縄手帳」や県の統計などが載った「県民手帳」が人気。各店舗では多彩な手帳が並び、自分好みの手帳を探す客の姿も。雑貨店の担当者は「12月に入り本格的に需要が高まる。高単価の商品が売れているので前年よりも売り上げを伸ばしたい」と話している。(政経部・知念豊、又吉朝香、國吉匠)

店内に平積みされた沖縄の手帳コーナー=1日、那覇市のジュンク堂書店那覇店(名護大輝撮影)

 ジュンク堂書店那覇店では、旧暦や沖縄の行事などが記載された「沖縄手帳」の売れ行きが例年同様に好調だ。今年は約20年ぶりにリニューアル商品も発売。通常タイプは週間と月間の両方を1冊に詰め込んでいたが、月間のみで重さを従来の約3分の1にした商品も追加し、カラーも3色から5色に増やしている。

 リニューアル商品開発のきっかけは、発行する沖縄手帳社(浦添市)に長年のファンから「持ち運びやすいように薄くて軽い手帳があるとうれしい」との手紙が届いたことだという。森本浩平店長は「11月末時点で200〜300冊売れている。リニューアルの商品も好評で例年より100冊増の700冊を売り上げたい」と意気込んだ。

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