CAMPFIRE、「日本酒だけ」のクラファン企画を開催 ビール企画では1200万円以上集めた例も：3月1日から

[カワブチカズキ，ITmedia]

　クラウドファンディング事業の運営などを行うCAMPFIRE（東京都渋谷区）は、日本酒に関連するプロジェクトを集めた「CAMPFIRE 日本酒祭り」を3月に開催すると発表した。酒類の国内出荷数量が減少傾向にある中、クラウドファンディングを通して新プロジェクトや事業存続を後押しする。

3月に「CAMPFIRE 日本酒祭り」を開催（出所：プレスリリース、以下同）

　クラウドファンディングの飲食領域では、酒類のプロジェクトの人気が高く、とくにビールと日本酒が半数以上を占める。前年に同サイトで開催された「冬のビール祭り」では、1200万円以上を集めたプロジェクトや、1本1万円近くするビールが完売するプロジェクトが生まれたという。

地域内外からの支援の割合

　近年の酒類業界は、商品の高付加価値化や海外展開に取り組む事業者もある中、地酒やクラフトビールは地域の魅力を発信する重要なコンテンツとなっている。

　CAMPFIREの過去4年弱に実施されたプロジェクトの支援割合をみると、約30〜50％はプロジェクトを実施した地域以外からの支援だった。同社は「日本酒をテーマに各地域をクラウドファンディングで盛り上げ、日本酒関連事業者の新たな挑戦を後押ししたい」としている。

　CAMPFIRE 日本酒祭りの開催期間は、3月1日〜31日。参加事業者には、特設ページへの無料掲載、CAMPFIRE会員向けのメルマガと公式SNSでの無料紹介の特典を用意する。専用フォームから受付しており、申請締切は2月17日まで。