明治は2023年、Z世代を中心にバレンタインの価値観が多様化していることを受け、自分の好きなことと一緒にチョコレートを楽しむバレンタインとして「#推しチョコバレンタイン」を提案する。チョコをあげるだけではない楽しみ方として各種イベントを企画・展開し、Z世代を中心にバレンタインを活性化させる狙いだ。
同社が22年のバレンタイン後に実施したSNS分析では、多くの人が「推し(推奨・応援の意味も含んだ好きな対象)」に思いを馳せ、推しが喜びそうなチョコレートを選び、手作りをして、バレンタインを楽しんだことが明らかになったという。同社は「 推しの対象が喜びそうなもの」や「共通の推しをもつ友人が喜びそうなもの」を考える過程もバレンタインイベントの1つと捉え、23年は#推しチョコバレンタインを提案。
コンセプトは「明治のチョコと一緒に、あなたの推しにメッセージを告白しよう」で、TikTokとのコラボプロモーションを展開。また、バレンタイン直前の2月11〜12日に撮影スポットを設置するなど、リアルでの発信の場も提供する。
人気コンテンツの「ウマ娘 プリティーダービー」や、ネットを中心に活動するエンタメアイドルユニット「すとぷり」とのコラボで、ファンと一緒に#推しチョコバレンタインを盛り上げる。
SNSと相性がよい動物をテーマに「推しどうぶつチョコ」のレシピをレシピ動画プラットフォーム「クラシル」で発信したり、アパレルショップの「WEGO」とコラボし、WEGO原宿竹下通り店で2月8〜14日に、バレンタインプリ(板チョコを手に持って撮るプリクラ)に合わせてヘアアレンジができる特設コーナーを設置する。
約2年の活動休止を終え23年2月のライブを皮切りに再始動する、同社の「meチョコアンバサダー」の佐藤ノアさんがボーカルのロックバンド「suga/es」は、ファンと「復活おめでとう」イベントを行う。
生活者のバレンタイン意識を明らかにするために同社が実施した「バレンタイントレンド把握調査」によると、小中高生で「男子の友チョコ交換」が他世代より活発化していることが明らかになった。さらに10代はバレンタインを「贈答」だけでなくさまざまな楽しみ方をしていることも分かった。バレンタインを多様化して楽しむZ世代に、チョコをあげるだけではない楽しみを提供してイベントを盛り上げる。
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