NTTデータ経営研究所(東京都千代田区)は、「バーチャルショップ」(VR技術などを使ったバーチャル空間上の仮想店舗)に関する調査を実施した。その結果、バーチャルショップの利用経験者の9割が継続意向であり、その理由として「VR、ARによって商品のイメージが湧きやすい」という回答が多いことが分かった。
バーチャルショップの認知度については、「知っている」と回答した人が27.4%と約3割に留まった。
バーチャルショップ利用未経験者に利用意向とその理由を聞いたところ、どのサービスも7割以上が「利用したいとは思わない」という結果となった。理由は「通常のECサービスで十分」「サービスの使い方や利用しているイメージが湧かない」という回答が目立った。
一方、利用経験者に利用意向と理由を聞くと、利用経験者の9割以上が引き続きサービスを利用したいと回答している。
その理由として「VR、ARなどによって商品のイメージが湧きやすい」という回答が特に多かった。しかし「商品・サービスが気に入ったため」と回答した人は2割弱に留まっており、同社は「ユーザーは商品・サービス自体よりも、バーチャルショップによる体験を求めている」と分析している。
今回の調査は、「NTTコム リサーチ」登録モニター1065人を対象にインターネットで実施した。調査期間は2022年12月9〜14日。
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