不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営するLIFULL(東京都千代田区)は、「首都圏版 2023年 LIFULLHOME'S 住みたい街ランキング」を発表した。その結果、「借りて住みたい街(駅)ランキング」の1位は「本厚木」(神奈川県)、「買って住みたい街(駅)ランキング」の1位は「勝どき」(東京都)だった。
「首都圏版 2023年 借りて住みたい街(駅)ランキング」の1位は、3年連続で「本厚木」(神奈川県)が獲得。続く2位は「大宮」(埼玉県)、3位は「八王子」(東京都)、4位は「柏」(千葉県)、5位は「三鷹」(東京都)だった。
ランキング結果を見ると、「都心から郊外へ」と「都心の復調」の相反する2つの傾向が見られ、二極化が進んでいるとLIFULL HOME'S総研副所長/チーフアナリストの中山登志朗氏は指摘する。
「都心から郊外へ」の流れは、Withコロナでの生活が長期化したことに加え、物価高騰で堅実な街を選びたいというニーズの高まりで起きている。上位にランクインしている駅は都心方面に鉄道の乗り換え不要でアクセスできる点や、家賃の相場が比較的抑えられること、買い物などの生活利便性が高いことなどが共通している。
一方で、コロナ禍のテレワーク需要で近年低調だった都心・近郊のニーズは徐々に回復傾向にあり、都内の「葛西」(6位)や「池袋」(12位)、「荻窪」(15位)、「三軒茶屋」(16位)が上位に入った。TOP30には「北千住」(20位)や「高円寺」(21位)、「新小岩」(24位)が入り、賃料が安価なエリアの注目度が上がっている。
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